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2013年7月31日(水)

小池氏 “集団的自衛権は日本防衛と無関係”

憲法9条 自共対決

TVタックル

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 日本共産党の小池晃副委員長は29日放送のテレビ朝日系「TVタックル」に出演し、憲法9条について各党議員らと討論しました。中国・北朝鮮の脅威を口実に9条を変えて「国防軍」の創設などを訴える自民党議員に正面から反論し、対案を示す共産党の存在感が鮮明になりました。

 佐藤正久防衛政務官(自民)は北朝鮮のミサイルや中国軍艦の海洋活動の拡大をあげ、「今の9条では国家・国民の命を守ることができない場合も出てきている」などと不安をあおり、改憲を主張。小池氏は「これまでの政府解釈でも日本を守ることは、個別的自衛権の話だったではないか」と反論。9条があったために、海外での武力行使が禁止され、自衛隊の海外派兵や、集団的自衛権の行使の歯止めになってきたと指摘しました。

 議論は自民党が改憲草案で示している集団的自衛権の行使や、「国防軍」に波及。佐藤氏は「憲法には国連憲章が認める自衛権も書かれていない。自分の国を守る基本原則がない」などと説明。小池氏は「日本を守る権利かのように議論されているが、集団的自衛権というのは日本の同盟国が攻撃された場合に一緒になってたたかうということだ。日本を守ることと関係ない」と批判しました。

 片山さつき総務政務官(自民)は中国軍艦の海自護衛艦へのレーダー照射事案(1月)をあげ、「9条がなかったら撃っていますよ」との暴言。小池氏は「北朝鮮や中国と事を構える国にするのか。絶対に衝突を起こさせない外交努力こそ必要です」と述べ、対話による解決に本腰を入れるよう求めました。


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