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2013年7月27日(土)

要求実現と悪政阻止へ 共同広げよう

夏季闘争勝利中央行動 山下書記局長代行のあいさつ

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 25日、東京・霞が関を中心におこなわれた夏季闘争勝利中央行動での、日本共産党の山下芳生書記局長代行(参院議員)の連帯あいさつを紹介します。


写真

(写真)あいさつする山下芳生書記局長代行=25日、東京・日比谷野外音楽堂

 先の参院選では大きなご支援ありがとうございました。おかげさまで日本共産党は、改選3議席から8議席に大きく躍進しました。比例代表で目標としていた5議席を達成するとともに、東京、京都、大阪の3選挙区で新人が当選しました。参議院で非改選と合わせて11議席となり、議案提案権を得ることができました。ありがとうございました。

 新聞各紙に「共産躍進」「政権批判票集める」の見出しがおどりましたが、国政選挙の躍進は1998年の参院選以来15年ぶりです。

 この10年来、「自民か民主か、二大政党による政権選択だ」、あるいは「第三極だ」というキャンペーンに前進をはばまれてきましたが、その間も「真理は必ず多数派になる」と私たちもがんばりました。同時に、全労連はじめ民主団体のみなさんも、「二大政党」論、「第三極」論のうそとごまかしをいち早く見抜き、日本共産党との協力共同を強め、さまざまな要求実現、悪法阻止の課題にともにたたかっていただきました。

 そうした努力の積み重ねが実ったのが、今回の結果ではないでしょうか。この場をお借りして、みなさんに心からの敬意と感謝を申し上げます。

 選挙戦全体では、自民党・公明党の与党が過半数を獲得しました。「衆参のねじれが解消した」といわれますが、国民多数の声と自民党政治との「ねじれ」はいっそう深刻になっています。

 消費税増税、原発再稼働、憲法9条改悪、TPP(環太平洋連携協定)、米軍基地問題など、直面する国政の重要課題をめぐって、暴走を強める安倍内閣と国民との矛盾はますます深まり、激動的な危機が進展していかざるを得ないでしょう。

 そうしたもとで日本共産党が果たす役割はきわめて大きいものがあります。安倍内閣に正面から対決するとともに、どんな問題でも抜本的な対案を示してたたかいます。

 「賃上げこそデフレ不況打開のカギ」「内部留保の活用を」との提案は政府も否定できなくなり、不十分ではあっても首相が経済界に賃上げの要請をおこなうまでになりました。引き続き、政府が本腰を入れてイニシアチブを発揮するよう迫りたいと思います。

 また、国会で得た地歩も最大限に活用し、全労連のみなさんはじめ、さまざまな分野の国民運動との共同を強め、全力をあげて要求実現と悪法阻止に奮闘します。

 自民党対日本共産党=「自共対決」こそ日本の政治の真の対決軸であることが、国民多数の認識となりつつあるいま、これからは、一つ一つのたたかいが「国民が主人公」の新しい政治をひらくことに直結するたたかいとなってきます。ワクワクするではありませんか。

 お互いにしっかりたたかい、仲間を増やし、次の国政選挙で新しい日本をひらく第一歩を踏み出せるよう、いっそう力をたくわえましょう。心から呼びかけて、あいさつとします。


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