2013年7月23日(火)
「アベノミクス」批判票
共産党、最多の23%
日本共産党の躍進について、投票日翌日の各紙は「共産、政権批判票集める」(朝日)、「共産『非自民』を吸収」(東京)などと伝えています。
「朝日」の投票所の出口調査では、アベノミクスを評価しないと答えた人の比例投票先では、共産党が最多の23%となりました。続く民主(22%)、みんなと維新(ともに11%)などに10ポイント以上の差をつけています。同紙は「共産が受け皿として存在感を見せた」と報じました。
「読売」の出口調査では、争点として「原発などエネルギー政策」や「憲法改正」を重視したと答えた有権者の比例投票先は、共産党がそれぞれ17%、24%でトップでした。
無党派層でも支持を伸ばす
日本共産党は今回、無党派層の投票先として支持を伸ばしました。共同通信社は、「共産党はこれまで8%前後にとどまっていた無党派層の支持を13・5%まで広げて躍進」と紹介。民主は2010年の参院選挙から無党派層の支持が半減しました。
「朝日」の出口調査では、比例区で日本共産党は無党派層の13%を獲得し、民主党(12%)を上回りました。「読売」(日本テレビ系列各局と共同実施)の出口調査でも、無党派層の12%が日本共産党で民主党(11%)を上回りました。