2013年7月19日(金)
比例5候補 駆ける
訴えが胸打つ
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ベランダで耳傾ける住民
茨城・埼玉 紙さん
紙智子参院比例候補は18日、茨城、埼玉両県の駅頭や団地内で「支持を広げ尽くして比例候補5人全員を当選させてほしい」と気迫を込めて訴えました。
茨城県土浦市の荒川沖駅前では、「国民のいのちとくらしを守る政治を」と書いた黄色い横断幕を持つ聴衆らが熱心に耳を傾けました。
7カ月の男の子を抱いて演説を聞いた女性(43)=土浦市=は「原発事故の影響で土浦もホットスポットです。子どもが庭で泥遊びもできないのに原発を再稼働させるなんて許せません。共産党の議席を増やして政治を変えたい」と話しました。
埼玉県上尾市の西上尾第一団地では、住民がベランダに出てきたり窓を開けて話を聞く姿が見られました。
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地元の医療関係者が応援
東京 小池さん
小池晃参院比例候補は18日、東京都青梅市から練馬、板橋、北、足立、葛飾の各区を駆け回りました。
医師として勤務した小豆沢病院のある板橋区では、開口一番「懐かしい場所です」。集まった聴衆から歓声があがりました。各所で「アメリカ、財界中心の自民党政治のゆがみに切り込むことができるのが共産党です」と国政の重要問題で自民党と対決する共産党の立場を訴える姿に、遠くでじっと聞き入る人も。
練馬区では地元の医療関係者が応援演説し、国民皆保険を守るため環太平洋連携協定(TPP)参加反対を貫く共産党への期待を話しました。
板橋区に住む男性(65)は「憲法9条を守るため、共産党を勝たせたい」と話していました。
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「おごる自民は許せない」
岐阜 井上さん
井上さとし参院比例候補は18日、岐阜県大垣市と岐阜市で訴えました。分刻みのスケジュールで街頭宣伝やつどい、14カ所を精力的に回る中、原発ゼロとともに「9条改憲ストップ、憲法を全面的に生かす国をつくろう」と訴えました。
井上候補は“国防軍には軍法会議が必要”との自民党・石破幹事長の発言に「国民を脅して戦場に送る国は絶対に許せません」と力を込めます。岐阜市で聞いた女性(81)は「自民党が勢いにまかせて改憲をいいだしたのは許せない。おごりです。戦争体験者として、戦前の日本に戻してはいけない」。
聴衆からは「自衛隊が軍隊になったら、米軍被害と同じ被害が起こるのでは」「第三極は6年後までもたないよ」などの声も聞かれました。
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ブラック企業追及に拍手
兵庫 山下さん
日本共産党の山下よしき書記局長代行・参院比例候補は18日、兵庫県尼崎市、神戸市の4カ所で訴え、「比例代表は一票一票争う大激戦です。有権者の4割、5割がどこに入れるか迷っています。日本共産党の5議席絶対獲得へ支持を広げてください」と力を込めました。
「増税するなら富裕層や大企業にと、抜本的対案を示す日本共産党を伸ばして消費税増税ストップしましょう」「若者使い捨ての『ブラック企業』を根絶し若者の能力が生かされるまっとうな社会を一緒につくりましょう」との訴えに大きな拍手が送られました。
尼崎市で演説を聞いた女性(60)は「消費税増税も若者の雇用も心配です。選挙で勝って暮らしを良くしてほしい」と話していました。
演説聞き「身内にも話す」
高知・福岡・宮崎 仁比さん
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仁比そうへい参院比例候補は18日、高知市はりまや橋で早朝宣伝、空路福岡に飛び筑紫野市で訴え、再び空路宮崎市に駆けつけ、街頭演説しました。
「大激戦の最終盤。有明海の漁民や水俣病被害者も『国会に仁比は絶対必要』と支持を広げてくれている。負けるわけにはいかない」と力を込めました。
炎暑の中、筑紫野市の街頭演説に参加した党筑紫野東支部の女性(64)は「無関心だった兄も『共産党に入れようかな』と変化している。このチャンスを生かしたい」と語ります。買い物に来て演説を聞いた太宰府市の女性(63)は「自民党が圧勝したら怖い。憲法などで共産党に頑張ってほしい。身内にも話したい」と期待を語りました。