2013年7月17日(水)
激戦参院選 選挙区の様相 千葉(改選数3)
安倍暴走と真っ向勝負
共感を広げる寺尾候補
有力7候補が大激戦
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改選数3の参院千葉選挙区(有権者数約507万人)では、有力7候補が大激戦を繰り広げています。日本共産党は寺尾さとし候補(新)を先頭に、比例での5議席確保と選挙区での勝利を目指して奮闘しています。
幹部が次つぎと
寺尾氏のほかに、自民は現職と元市長の新人、民主現職、みんなの党新人、生活の党の元衆院議員、維新の新人らがしのぎを削ります。比例の大票田でもあり、各党の党首、幹部が続々と応援に入っています。
東京選挙区以外で唯一2人を公認した自民党。15日には安倍首相が公示後2度目の千葉県入り。公明は比例票の見返りに支援しています。2007年に2人当選の民主は候補者を一本化。幹部が入れ代わり立ち代わり入り、野田前首相は全国遊説を控えて地元に張りつくなど、議席獲得に必死です。
自民陣営は、消費税増税や原発の再稼働・輸出、環太平洋連携協定(TPP)、憲法といった争点にはほとんど触れず、もっぱらアベノミクス推進のために「ねじれ解消を」とアピール。自公と消費税増税法を強行した民主候補は、朝日新聞と東大の共同調査で消費税率について、長期的には10%より高くなってもよいという立場です。みんな陣営は、自民党の補完勢力としてアベノミクスを後押し。共産党に対して「なんでも反対」「労働組合依存」などと事実に反した攻撃を強めています。
他の野党が自民党との対決軸を示せない中、寺尾氏は、(1)消費税増税をストップし国民の所得増、雇用の安定で景気回復を(2)即時原発ゼロを決断し自然エネルギーへ転換を(3)憲法を守り暮らしに生かす―などと訴え。「安倍政権の暴走と真っ向勝負」を掲げ、共感を広げています。
演説中に声援も
演説中に通りがかりの人から「がんばって」と声援が飛び、お年寄りから高校生まで、握手を求められます。学費値下げ、ブラック企業根絶の訴えを聞いた大学生2人が投票を約束。後援会員が対話すると「今まで家族で自民や民主に票を分けていたが、今度は全員で共産党に入れる」という反応も。情勢は大きく変化しています。
「選挙は大激戦、大接戦。最後の最後まで全力でがんばりぬきます」と寺尾氏は決意しています。
15日付千葉日報は、比例代表で3分の1、選挙区では半数以上が態度を決めていないと報じています。
日本共産党千葉県委員会は、千葉で比例30万票の獲得と選挙区での寺尾氏勝利を目指し、宣伝、対話・支持拡大の輪を大きく広げ、大飛躍をつくろうと呼びかけています。