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2013年7月14日(日)

比例候補は訴える

仁比そうへいさん 活動地域 中国、四国、九州・沖縄

憲法をあらゆる政治に生かそう

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写真

(写真)訴える仁比そうへい比例候補=11日、福岡県大牟田市

 自民党はこんどの選挙で憲法を変えるといいますが、国民の多くが反対しているのに、最も憲法を尊重し、守らなければならないはずの政府や政権党が憲法を邪魔もの扱いするなど、もともとの筋が違っているではありませんか。

 一番の狙いは憲法9条です。「国防軍」をつくるといいますが、自衛隊の名前を変えるだけではありません。海外で武力行使し、米軍と肩を並べて「戦争ができる国」に変え、知る権利、表現の自由まで縛ろうというのです。

 戦前、国の命令一つで国民の自由や権利は奪われ、戦争反対を貫いた日本共産党の先輩たちは文字通り命がけのたたかいを強いられました。その行き着いた先が侵略戦争と植民地支配であり、悲惨な沖縄戦、広島・長崎への原爆投下でした。

 戦争は二度と起こさない、軍隊は持たないと世界に誓うとともに、時の権力が国民の自由や権利をほしいままにすることは断じて許さないと、政府の手を厳格に縛ったのが私たちの憲法です。時代に合わないのは、憲法の上に安保条約を、国民の命より大企業や富裕層のもうけを上に置いて、世界に誇る憲法を踏みにじってきた自民党政治のほうではないでしょうか。日本共産党は憲法改悪の暴走と正面からたたかいます。9条を生かした平和外交に切り替えます。

 私は弁護士として、人を餓死にまで追い込んできた生活保護の「水際作戦」や派遣切り、水俣病、薬害肝炎、そして原発なくせと国民の立場から裁判をたたかってきました。権利のためのたたかいの力こそ憲法です。

 暮らし・財政を壊す消費税増税はきっぱり中止せよ。増税するなら富裕層へ。予算の主役は社会保障に切り替えます。ブラック企業を根絶し、賃上げ社会をつくろうではありませんか。

 福島の被害から目を背け、命や安全の上にもうけを置く、原発の再稼働と輸出は断じて許しません。

 現場から憲法をあらゆる政治に生かそう。そのために私を国会で働かせてください。

 (11日、福岡県内で)


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