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2013年7月1日(月)

不信任署名2200万人突破

エジプト大統領選早期実施要求

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(写真)記者会見する反抗≠フメンバーら=29日、カイロ(小泉大介撮影)

 【カイロ=小泉大介】エジプトで強権政治をすすめるモルシ大統領の不信任と大統領選挙の早期実施を求める署名に取り組んでいる青年中心の組織“反抗”は、29日に首都カイロで行った会見で、同署名への賛同者が2200万人(有権者数約5100万)を突破したと発表しました。このかつてない国民の意思表示に政権側がどう応えるのか、正面から問われる事態となっています。

 署名活動は、広範な協力を得ながら短期間に国民的規模の運動に発展しました。

 6月30日のモルシ大統領就任1周年までに、同氏が昨年の大統領選決選投票で獲得した1300万票を超える1500万を集める目標でしたが、政治を変えたいという国民の思いはそれをはるかに上回りました。

 30台以上のテレビカメラが並んだ29日の会見。“反抗”創始者の一人であるモハメド・アブデルアジズ氏は2200万署名について、国民の多数が大統領の出身母体であるイスラム主義組織・ムスリム同胞団の専制支配に反対していることを意味すると指摘。「国民でなく同胞団の利益を追求するモルシ大統領は、国家の代表者としての正当性を失っている」と述べました。

 また“反抗”報道官のマフムード・バドル氏は、署名に協力した国民に謝意を示した上で、「国民自身が歴史をつくりつつある」と力を込めました。


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