2013年6月17日(月)
実弾射撃訓練に抗議
矢臼別演習場ゲート前で行動
北海道
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北海道の陸上自衛隊矢臼別(やうすべつ)演習場=別海町、厚岸町、浜中町=で訓練中の砲弾が演習場外に着弾したあと、地元自治体の声を無視して米海兵隊が実弾射撃訓練の再開を強行した問題で16日、住民らが演習場ゲート前で緊急の抗議行動を行いました。
15日に実弾射撃訓練を再開した米海兵隊はこの日の夕方までに123発、夜間に76発、16日は午前8時45分から午後3時までに159発の砲弾を発射しました。
別海町の矢臼別演習場ゲート前では米海兵隊矢臼別移転訓練反対釧根連絡会と海兵隊移転反対別海町連絡会のメンバーら50人が集まって抗議の声をあげ、「米海兵隊の実弾射撃訓練中止と撤収」の申し入れ書を北海道防衛局に手渡しました。防衛局側は「上司に報告し、回答する」と答えました。
別海町連絡会の森高哲夫代表は「いくら米軍いいなりとはいえ、地元自治体の意向も、住民の不安も無視して訓練再開を認めるのは許せない」と話します。
自衛隊員が歩哨に立つゲート前で、参加者は「海兵隊は矢臼別から出て行け」「沖縄から、日本から出て行け」と唱和しました。