2013年6月14日(金)
福祉・五輪など語る
小池氏出演 東京MXテレビ
日本共産党の小池晃副委員長は、12日放送の東京MXテレビ番組「TOKYO MX NEWS」に出演し、14日告示の都議選(23日投票)に向け福祉や東京五輪など党の政策を縦横に語りました。
冒頭、争点が見えにくいという司会者の質問に、小池氏は「共産党以外の政党が猪瀬知事の提案に何でも賛成だ。『オール与党』の都議会でいいのかどうかが、今回の都議選の大争点だ」と話しました。
具体的な政策を問われた小池氏は、猪瀬都政が大型開発優先で、福祉を切り捨てる路線を石原前都政から引き継いでいることが大問題だと指摘。認可保育園の待機児、特別養護老人ホーム待機者の問題に触れ「『オール与党』は認可保育園の増設を求める住民請願を3月議会で不採択にした。都民の願いを正面から受け止めている政党は共産党だけです。国有地、都有地の活用で待機児童問題を解消しようと提案している」と話しました。
東京五輪招致への態度を問われた小池氏は「共産党はオリンピックそのものには賛成だが、税金の使い方の優先順位としては、多額の税金がかかる東京招致には反対だ。しかしこれが大争点だとは思っていない。都議選では、東京五輪に賛成の人も反対の人も、力を合わせて税金のムダ遣いを改め、新しい都政をつくろうと訴えたい」と述べました。
最後に獲得議席の目標を聞かれ、小池氏は「憲法を守る議席が都政に必要です。必ず現有8議席を確保し、議案提案権の持てる11議席以上へ躍進したい」と表明しました。
ネット活用し力発揮
小池氏出演 ニコニコ動画
インターネット動画サイト「ニコニコ動画」で月1回配信している「生放送! とことん共産党」の拡大特別版「どこまでやるの? 共産党 参院選はこう戦う!」が12日夜、放送されました。小池晃副委員長が七尾功ニコニコ動画政治担当部長の質問に答えました。
共産党の参院選政策について七尾氏が「自共対決を打ち出していますが」と述べると、小池氏は「二大政党、第三極がダメになり、見晴らしが良くなるなかで、自民と共産の老舗対決が政治の中心となりつつある」と語りました。「赤旗」日曜版でも古賀誠自民党元幹事長が「自民党と共産党こそが『二大政党』」と話していることを紹介すると、七尾氏は「それはすごいですよね」と述べました。
小池氏は党の参院選政策の中身を(1)くらしと経済(2)原発(3)憲法(4)外交(5)歴史―の柱に沿って語りました。視聴者のアンケートでは、いずれの項目についても「関心がある」が6割から7割。最も期待する項目は(1)くらしと経済56・6%(2)原発21・1%(3)外交7・4%(4)憲法11・0%(5)歴史3・8%でした。消費税増税については「賛成」17・9%、「反対」82・1%で、小池氏は「参院選で『増税中止いつ決めるの。今でしょ』と訴えたい」と語りました。
参院選で解禁されるネット選挙について小池氏は「一人ひとりが訴える手段を持つことの意味は大きい。共産党の力が発揮できる分野ですので頑張りたい」と話しました。
視聴者から寄せられたネット選挙の企画案として選挙政策説明番組、座談会、街頭演説・ネット演説中継や党幹部の密着動画などが挙げられ、小池氏は「どんどんやっていきたい」と応えました。
最後に小池氏は「何としても勝たねばならないと思っています。ネットを活用して頑張ります」と語りました。
視聴者は2万3千人を超え、番組について「とても良かった」が58・0%、「まあまあ良かった」が23・9%に上りました。