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2013年6月11日(火)

きょうの潮流

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 若い弁護士の姿が目立ちました。8日、仙台市内で開かれた、自衛隊情報保全隊による国民監視差し止めを求めた裁判の、控訴審での勝利をめざす集会。審理内容を報告したのは、「今年1月に弁護士登録したばかり」と自己紹介した青年です▼陸自情報保全隊が、市民の平和運動などを監視して記録した国民監視文書の存在が、日本共産党によって明らかにされたのは2007年6月。あれから6年、民主主義を守る市民の粘り強いたたかいが広がっています▼監視された東北地方の市民107人が、監視差し止めと国家賠償を求めて提訴。昨年3月の仙台地裁判決は、監視行為の違法性を認め、国に一部原告への賠償を命じました▼この画期的勝利を導く原動力になったのが、宮城県を中心に全国から“手弁当”で参加した、総勢111人の大弁護団です。「弁護活動をやっていて、うれしいことがある」。ベテラン弁護士が、教えてくれました。「若い人が、次々と加わってくれている。裁判でも先頭に立っているんです」▼陸自情報保全隊の元隊長が、法廷で初証言した5月の口頭弁論もそうでした。証人尋問の中心になったのは、弁護士になって2年弱、声優をめざしたこともあるという若手。はつらつ、かつ舌鋒(ぜっぽう)鋭い尋問で元隊長をたじたじとさせました▼この裁判は、原告団長も弁護団長も80歳超。「戦前の暗黒政治を再来させない」と、体を張ってたたかっています。そして、立ち上がった若者たち。一筋の希望の光が見えてくるようです。


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