2013年6月7日(金)
ワンストップ施設を
井上氏 性犯罪被害者を支援
参院法務委
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日本共産党の井上さとし議員は4日の参院法務委員会で、性犯罪・暴力被害者が医療支援カウンセリング、警察や弁護士への連絡を1カ所でできるワンストップ支援センターの設置促進を求めました。内閣府の調査では、性犯罪、性暴力被害者のうち「誰にも相談しなかった」が67・9%を占めています。
井上氏は「被害者の多くが誰にも相談できず、支援がなく問題を抱えこんでいるのが実情だ。被害者が安心して相談できる専門機関がほとんどないのは大きな問題だ」と指摘しました。
井上氏は、政府の「第2次犯罪被害者等基本計画」に盛り込まれたワンストップ支援センターについて、「病院拠点型」のセンターが全国で4カ所にとどまっていると指摘。内閣府の杵淵智行審議官は「将来的に各都道府県内に少なくとも一つのセンターの設置が望ましい。環境整備につとめたい」と答弁しました。
犯罪被害者支援法改正案は5日、参院本会議で全会一致で可決されました。