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2013年6月2日(日)

憲法の理想に近づきたい

フェスティバル 市民集う

「権利はほどこしでない」

東京

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(写真)第27回憲法フェスティバルの参加者ら=1日、東京・日本橋公会堂

 「貧困と平和〜25条(生存権)と9条(戦争放棄)の未来〜」をテーマに1日、東京都内で第27回憲法フェスティバルが開催されました。「憲法の裾野を広げよう」を合言葉に1987年から続いています。主催は、弁護士や市民でつくる同実行委員会。

 講演で、伊藤塾塾長の伊藤真弁護士は、憲法の根っこは第13条の「個人の尊重」であると話しました。

 「マッカーサー草案」では生存権が書かれていなかったことに触れ「生存権は日本人の意志によって、衆議院で追加されたのです」と話しました。「権利はほどこしではありません。権利を使うことに遠慮する必要はないと私たち自身が認識するのが大事」と話しました。

 パネルディスカッションで作家・雨宮処凛さんは、改憲右派団体に所属していたときに、初めて日本国憲法を読み、感動してしまったといいます。「前文を読んで、日本だけの視点でなく世界を視野に入れているところにしびれた」と話しました。

 伊藤さんは「25条も9条も高い理想がある。実現までに何年かかるかわからないが、あきらめずに一歩でも近づけたい」と話すと、会場から拍手が起こりました。

 福島県いわき市の講談師・神田香織さんは「原発事故のことを忘れさせたくないし、忘れてほしくない」とのべ、同市にある「ハワイアンセンター(現・スパリゾート・ハワイアンズ)」のダンサーを題材にした「フラガール」を上演しました。


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