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2013年5月30日(木)

首都圏上空で米軍訓練

塩川議員 危険、見直し要求

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(写真)塩川鉄也衆院議員

 日本共産党の塩川鉄也議員は23日、衆院総務委員会で首都圏上空で米軍輸送機が編隊飛行訓練を繰り返している問題を取り上げ、訓練を見直すよう求めました。

 塩川氏は、航空機の空中衝突事故防止を目的とした米軍横田基地主催の「関東航空機空中衝突事故防止会議」(4月21日)に言及。自衛隊も参加した同会議で提示された、首都圏上空のC130輸送機の経路を示した資料を取り上げ、政府は知っていたかとただしました。

 防衛省の黒江哲郎運用企画局長は「そのような空域については承知しているが、具体的な飛行経路の詳細は承知していない」と答弁。塩川氏は「自衛隊が参加しているのに、わからないというのはない」と批判しました。

 塩川氏は、C130が300メートル以下の低高度飛行訓練や、物資・人員投下訓練を含む編隊飛行訓練などを人口密集地の首都圏上空で繰り返していることをあげ、航空安全上、障害をもたらしているのではないかと質問。国交省の高橋和弘航空局安全部長は、何の根拠も示さず「安全上の問題は生じていない」と答えました。

 塩川氏は、危険な訓練飛行を繰り返す米軍が広大な空域を占有している上に、ドクターヘリ運行の強化やスカイレジャーの普及もあり、首都圏上空の航空交通網は過密状態であると指摘。首都圏上空の広大な空域を占有する安保条約と日米地位協定、航空特例法による米軍特権と人口密集地上空での訓練を見直すよう求めました。


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