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2013年5月29日(水)

きょうの潮流

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 近所の友人から「道の駅」で買ってきたという、さしみこんにゃくをもらいました。なんでも地元の農家がつくったもので、おみやげ用にも評判がいいとか▼休憩だけでなく、地域の特産品を楽しめる道の駅。ドライブ途中にみつけると、つい入ってみたくなります。20年前に103カ所の施設が最初に登録されましたが、その後も増えつづけ、いまでは全国で1000カ所をこえるほどひろがっています▼沖縄にも7駅ありますが、「道の駅かでな」には類をみない特色があります。展望階に上がると、隣接する米軍嘉手納飛行場が一望。基地の実態や歴史を学べる学習展示室も置かれ、観光拠点としてにぎわっています▼その嘉手納基地に所属するF15戦闘機が、沖縄本島の東海上で墜落しました。原因は調査中ですが、米軍基地が集中し、事故が相次ぐ沖縄県民にとっては「またか」との怒りがわきあがり、すぐに抗議の宣伝も行われています▼県の調べでは、昨年県内で起きた米軍機のトラブルは18件にものぼります。F15に限っても2002年、06年とたてつづけに落ち、11年には自衛隊機も。子どもの命を奪った宮森小学校の戦闘機墜落や沖縄国際大学のヘリ墜落を思い起こした人も多かったのでは▼「道の駅かでな」では、はしゃぐ修学旅行生らが次々に発着する戦闘機の爆音に耳をふさぐ姿を目にしました。同じ日本でいまも戦争の恐怖におびえる地がある。わがもの顔で居座る基地がなくならないかぎり沖縄が安らぐ日はきません。


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