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2013年5月28日(火)

年金切り替えもれ放置

高橋氏 厚労相“対応に問題”

衆院厚労委

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(写真)質問する高橋ちづ子議員=22日、衆院厚生労働委

 日本共産党の高橋ちづ子議員は22日の衆院厚生労働委員会で年金問題をとりあげ、サラリーマン(第2号被保険者)の妻である専業主婦など(第3号被保険者)が、夫が自営業などに変わった際に第1号被保険者への切り替えもれがあった問題などについて質問しました。

 高橋氏は、2009年11月に切り替えもれの問題が発覚したのに課長通達で対応し、2年以上も抜本対策が放置されてきたと指摘。田村憲久厚労相は、「ちゃんとした対応をしていれば、もっと早く解決に向けて動き出していた」と述べました。

 高橋氏は、現役世代の推定42万人の記録訂正を年金裁定までに行わないと無年金になると指摘。厚労省の高倉信行審議官は、「個別にお知らせを送付し、きめ細やかに対応する」と答えました。

 高橋氏はまた、無年金障害者の実態調査と解決を求めるとともに、年金優先の原則のため、8000円の遺族年金をもらったため4万2000円の児童扶養手当がもらえないケースの解決を求めてきたことを紹介し、手当と年金の併給を要求。田村厚労相は、「非常に不合理な制度」だとのべ、29日に開く審議会で検討される予定であり、前向きに取り組む考えを示しました。

 高橋氏は、基礎年金を含む厚生年金では男性が月額20円万前後に対し女性は10万円前後、一人暮らしの高齢者女性が4万〜8万円しかないことを指摘。低年金解決のため、男女賃金格差の解消や不安定雇用の解決こそ必要だと求めました。


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