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2013年5月23日(木)

きょうの潮流

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 息子がお世話になっている保育園で、夏祭りに向けた準備が始まりました。恒例は、父母有志による「おろち」と題する劇。姫を襲う大蛇(おろち)に勇者が立ち向かい、姫を助けるストーリーです▼見どころは、お父さん8人が力をあわせて操る大蛇の勇壮な動き。ときには高く、ときには低く、波打つように動かします。大蛇がまるで生きているように子どもたちに見せるのが目標です▼毎週土曜日の午後7時、お父さんを中心に約十数人が保育園に集まります。練習開始です。今回初めて仲間に加えさせてもらいました。痛感したのは日頃の運動不足です▼10分も大蛇を操っていると、腕も足も疲れてきます。走りながらの演技が続くと、心の中で「もう無理!」。「みんな初めはそうなんですよ」と先輩お父さんが励ましてくれました▼保育園でこの劇が始まったのは30年前。当時、保育園の民営化の動きが進んでいました。園を守ろうと立ちあがった父母らの姿を重ね合わせ、発案されたそうです。それが代々引き継がれてきました。子どもを思う親の気持ちは昔も今も同じ。その子どもたちに託す日本の姿を示すものといえば、憲法です。改めて自民党の「憲法改正草案」を読んでみました▼「天皇を戴(いただ)く国家」に変え、国防軍を設置、表現・結社の自由など人権も権力者が決める「公益及び公の秩序」に反しない範囲のみ…。まるで、かつての明治憲法。不安の声があがるのも当然です。子を持つ親が手を携え、改憲への動きを退治したい。


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