2013年5月18日(土)
緊急行動
官邸前「生存権奪うな」
生活保護法改悪案に抗議
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生活保護申請者を役所の窓口で追い返す「水際作戦」を合法化する生活保護法改悪法案を政府が閣議決定した17日、生活保護問題対策全国会議が首相官邸前で法案に抗議する緊急アクションをおこないました。
生活保護利用者などが集まり、「申請できなかった人は死ねばいいの?」「貧者に対する攻撃を許すな」などと書いた横断幕やプラカードを手に訴えました。
同会幹事で「自立生活サポートセンター・もやい」代表理事の稲葉剛さんは「ますます申請をさせづらくさせ、餓死や孤立死を誘発するものだ」と批判。「生活保護制度を解体する法案であり、廃案をもとめて徹底的にたたかう」と話しました。
労働者を使い捨てにするブラック企業で働いていたという青年も発言。仕事が原因で病気になり、飛び降り自殺をはかり、足に障害が残ったと言い、「『これ以上生きるな』というのか。生存権を奪うな」と声をあげました。