2013年5月17日(金)

地域経済・復興など要請

全国知事会参院選で共産党に

（写真）全国知事会の平井伸治鳥取県知事(中央)と飯泉嘉門徳島県知事(右)から要請を受ける小池晃政策委員長＝１６日、衆院第１議員会館

　日本共産党の小池晃政策委員長は１６日、全国知事会（山田啓二会長・京都府知事）から参院選に向けた要請を受け、国会内で懇談しました。訪れたのは、平井伸治鳥取県知事と飯泉嘉門徳島県知事の両氏です。

　平井知事は地域経済対策や震災復興・災害対策の推進など８項目を要望しました。アベノミクスの経済効果について「地方に行き渡っているわけではない」と早急な雇用対策の必要性を強調。地方公務員給与削減のための地方交付税の一律削減は「大変遺憾だ」と述べ、地方財源の安定確保を求めました。

　小池氏は地方公務員給与の削減について「デフレを促進し、地方経済に大打撃を与えるものでもあり、反対だ」と応じました。

　飯泉知事は想定される南海トラフ地震などの防災対策に支援を要望。小池氏は「法整備含めて必要なものだ」と答えました。

　懇談では、知事会が繰り返し国へ情報提供などを求めている米軍機オスプレイも話題に。平井知事は「突然やってきて飛び回っていく」と飛行訓練に懸念を示しました。

　懇談には、柳浦敏彦党自治体局長が同席しました。