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2013年5月13日(月)

きょうの潮流

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 まだ寒さが染みていたころ、乗換駅に向かう途中で路上の歌声に足を止めたことがあります。歌い手とギター演奏の男性デュオ。透明な声が不安や悩み、恋心をまっすぐに伝えていました▼合間に話しかけると、2人は大学の同級生。自分たちで曲をつくって、毎週のように人前で披露しているとか。ただ、もうすぐ就職なのでこういう活動はできなくなるかも、とこぼしていました▼いつの時代も感情を率直に表してきた若者たち。その多彩な表現方法は時々の文化を形づくってきました。個性を追い求め、自分らしく生きたい。それには、どういう社会をつくればいいのか。そんなことを考える場が、五月晴れの日曜に東京でありました▼前身の誕生から90周年を迎えた民青同盟の記念講演会。あいさつした田中悠委員長は、民青に入ったときの目標が「彼女をつくる」ことだったそうです。しかし民青で学ぶなかで真剣に自分にむきあい、社会や政治に目をひろげていきました▼戦前の命がけのたたかいから何をひきつぎ、いまの社会の矛盾をどうみるのか。そして希望ある未来を開くには、と材料豊かに講演した日本共産党の志位さん。「楽しくのびのびと活動してほしい」との呼びかけは若人にどう響いたでしょうか▼資本家の都合で特定の仕事に縛りつけられ、個々の潜在的な能力を発揮する機会が奪われている社会から、人間が真に自由になれる社会へ。田中委員長は訴えます。「一人ひとりが、歴史をつくる新しい一歩をふみだそう」


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