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2013年5月8日(水)

6・2ノーニュークスデイ成功へ

安倍政権に国民の意思示そう

笠井亮 党原発・エネルギー問題対策委員会責任者に聞く

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(写真)首相官邸前抗議行動でアピールする笠井氏=3日

 「6・2 NO NUKES DAY」は、東京都議選・参院選を目前に、再稼働と原発の是非が問われるもとで、大きな意義があり、私たちも全力を尽くしたいと思います。

「収束宣言」撤回を

 いま福島第1原発は、事故の「収束」どころか、危機的状況の真っただ中にあります。日本共産党が3月9日に行った現地視察で、私もこのことを肌で強く感じました。

 とりわけ汚染水問題は深刻です。地下水流入によって、大量の放射能汚染水が日々増え続けています。ところが、東電も政府も、いずれは海に流せばよいとする姿勢に終始し、場当たり的で無責任な対応をしてきました。その結果、事故直後に続き、再び大量の放射性物質が、汚染水という形で外部に流出する瀬戸際にあります。

 6・2大行動は、こうした危機的事態を放置している政府に、「収束宣言」を撤回せよ、放射能汚染水の海への放出を絶対に許さない、事故収束と廃炉、除染と全面賠償など「安心・安全な福島」の復興に国と東電の責任を果たせ――このたたかいを全国の連帯した力ですすめる場となります。

再稼働を許さない

 安倍首相は「安全が確認された原発は再稼働する」と宣言し、原子力規制委員会が7月に施行する「新基準」をテコに強行しようとしています。茂木経産相は再稼働が「今年の秋になる」と発言しましたが、大飯3・4号機は「別扱い」して9月まで運転を続けたまま、「新基準」施行後、秋にも新たな原発の再稼働を狙っています。

 しかし、「新基準」なるものも、過酷事故を想定しながら「世界最高水準の安全基準」を強調するという根本的な矛盾をもっていることが、日本共産党の国会論戦のなかで明らかになりました。

 事故の原因もわからず、収束すらできずに原発再稼働など論外です。

 「新基準」施行前にした6・2大行動で、大飯を止めよ、再稼働方針を撤回せよ――この国民的意思を示し、原発再稼働を許さないたたかいの一大決起の場としましょう。

「即時原発ゼロ」に

 安倍政権は再稼働だけでなく、原発の輸出に動きだしています。しかし、いくら安倍政権が「安全」だと宣伝しても、この2年の福島の現実は、原発が人類と共存できないことをまざまざと示しています。

 いまこそ、「即時原発ゼロ」を政治決断せよ、再生可能エネルギーへの抜本的転換はかれ――これを国民多数の声にし、「原発ゼロの日本」に踏み出すときです。

 「6・2 NO NUKES DAY」は、全国各地での草の根の行動、官邸前行動、さまざまな共同など、福島事故以来2年余の努力の積み重ねが実った画期的な共同行動です。

 この行動は、福島はもとより原発立地道県をはじめ、全国各地から集い、直接政府に声を突きつける機会です。

 原発問題でも、暴走する安倍政権の破たんが見えてきたなかで、6・2大行動の大きな成功でたたかいを高揚させ、参院選・都議選の一大争点に押し上げていこうではありませんか。全国のみなさん。6月2日は、東京であいまみえましょう。


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