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2013年5月4日(土)

きょうの潮流

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 昔から剣道の達人は竹刀を持たないといいます。自分の力をやたらに誇示せず、むやみなたたかいは避ける。そんな境地に達するほど奥義を窮めた、という意味なのでしょう▼とすれば、その国の生き方を定めた憲法で、戦争はしない、武器は持たないと宣言し、それを実行してきた日本は、平和の達人なのではないか―。記念日の3日、親子で「けんぽう」を知ろう、読もう、話をしよう、という企画に参加しました▼『井上ひさしの子どもにつたえる日本国憲法』(絵いわさきちひろ)を使い、条文にこめられた思いを共有していきます。いっぱいの小さいホールは、いまの幸せはどこからきているのか、実感できる空間へと変わっていきました▼「自分って何ですか」と改めて問われ、とまどう子どもら。ふだんは服や髪形、言動で表している自分らしさ。そういう表現の自由をはじめ、人としての権利や個人を大切にすることが憲法に書かれている、と聞いてうなずきます▼そして改憲勢力がねらう9条。井上さんは伝えます。「私たちは人間らしい生き方を尊ぶというまことの世界をまごころから願っている。……だから、どんなもめごとが起こってもこれまでのように、軍隊や武器の力でかたづけてしまうやり方は選ばない」▼各地で憲法を考えたこの日。そういえば、きのう世界遺産のことを書いたら、読んだ友人からこんなメールが送られてきました。「後世に引き継ぐ人類の宝物ならば、日本の憲法9条こそ、世界遺産にすべきだ」


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