「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2013年4月21日(日)

ボストン事件

逃走テロ容疑者拘束

銃撃戦、重体か

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

写真

(写真)19日、米マサチューセッツ州ウォータータウンで、ボストン爆弾テロ事件の容疑者を捜索する警察当局(ジョゼフ・ガーソンさん撮影)

 【ワシントン=山崎伸治】米東部マサチューセッツ州ボストンで15日起きた爆弾テロ事件の2人の容疑者のうち、警察当局は19日夜(日本時間20日午前)、逃走中だった1人をボストン西方のウォータータウンで拘束しました。もう1人はそれより先、同日未明に拘束後、病院で死亡。死者3人、負傷者170人余りを出したテロ事件は、発生から4日目で解決に至りました。

 容疑者はロシア南部チェチェン共和国出身のタメルラン・ツァルナエフ容疑者(26)とジョハル・ツァルナエフ容疑者(19)の兄弟。死亡したのは兄のタメルラン容疑者でした。

 警察当局は、ジョハル容疑者が同日未明の警察当局との銃撃戦後に逃げ込んだウォータータウンの一部を封鎖。連邦捜査局(FBI)のほか、地元警察や州兵部隊などを投入して各戸を捜索しました。

 夕方には封鎖を解除しましたが、その直後、封鎖域内にある住宅の裏庭に置いてあったボートに隠れていた同容疑者を発見し、拘束しました。その際、銃撃があったもようです。同容疑者は重体と伝えられています。

 容疑者拘束の報を受けて、ウォータータウンの人たちは通りに繰り出し、喜びの声を上げていました。ボストンとその周辺地域ではこの日、住民に自宅にとどまるよう勧告。地下鉄やバスなどの公共交通機関も運休しました。

 オバマ大統領は19日夜、ホワイトハウスで声明を発表。警察当局に感謝を表明するとともに、「多くの未解決の問題がある」と述べ、真相究明を求めました。

 容疑者の2人は2002年に米国に移住し、兄は米国の永住権を、弟は米国籍をそれぞれ取得していました。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって