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2013年4月21日(日)

きょうの潮流

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 毎週日曜夜の30分、テレビで「サザエさん」を楽しんでいる人は多い。1969年の放映開始から今もつづく長寿番組。放送は2200回をこえ、来年は45周年をむかえます▼磯野家の日常をほのぼのと描く人気アニメ。みんなで食卓を囲みながら、明るく元気に生活するサザエさん一家は、平和な家族を象徴するよう。世代をこえて支持されてきたのも、そんなありようが親しまれ、愛されたからでしょう▼その幸せな一家が危機にひんしているという本が話題になっています。タイトルは『2015年磯野家の崩壊―アベノミクスの先にある「地獄」』。時間が止まっている彼らを日本の現実のなかに入れてみると…。そこからわたしたちの将来を考えます▼ある日の食卓で「アベノミクスで日本は本当によくなるの?」と問いかけるサザエ。すると首をかしげる夫マスオと父波平。いくらおカネをすってばらまいても、自分たちの生活には回らず、実感をもてないからです▼そのうえ、物価は上がり大増税が家計にのしかかる。歳(とし)を重ねた磯野家は不安定な雇用におびえ、減っていく年金や介護に苦しめられる。そして、安倍政権が消費税を10%に上げようともくろむ15年、とうとう一家は危機に▼共産党の志位委員長はアベノミクスを「五本の毒矢」にたとえました。投機とバブル、大型開発、解雇の自由化や増税、社会保障の改悪。磯野家にかぎらず、どの矢も国民に突き刺さります。それを黙っているサザエさんではあるまい。われわれも。


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