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2013年4月11日(木)

論戦ハイライト いじめ問題

衆院予算委

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 10日の衆院予算委員会でいじめ問題を取り上げた日本共産党の宮本岳志議員。「子どもの命最優先に」「遺族の知る権利を」と掲げた日本共産党の提案を安倍晋三首相らが受け止める形となりました。


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(写真)質問する宮本岳志議員(左)=10日、衆院予算委

宮本氏「通知口実に隠ぺい」

文科相「必要な見直し進める」

 日本共産党は昨年11月に発表した政策「『いじめ』のない学校と社会を」という提案で、(1)「いじめ」への対応を後まわしにしない(2)ささいなことに見えても様子見せず、全教職員、全保護者に知らせる(3)いじめを止める人間関係をつくる―などを求めました。

 宮本氏はこの提案を首相らに示してただしました。

 宮本 「子どもの命最優先の原則」を中心にして学校での基本方向を確立していくことが大事だと思うがどうか。

 首相 子どもたちの命に対して責任を持つという思いで、委員指摘のように最優先で考えていきたい。

 提案では被害者や遺族の真相を知る権利を尊重し隠ぺいをしないという原則の確立を提起しています。

 宮本 遺族の知る権利を最大限尊重することは、人間として当たり前の情だと思うが。

 首相 (遺族の)気持ちに対してはできうる限り応えていくべきだろうと思う。

 下村博文文科相 もしわが子が同じような状況なら、なぜ自殺をしたのか知りたい。親御さんの心情はよく分かる思いだ。

 隠ぺいの口実とされている通知文書が、文科省が2011年6月1日に出した通知、「児童生徒の自殺が起きた時の背景調査の在り方について」です。「外部へ安易な提供や公表は避けるべきである」と書かれています。

 宮本 国の通知が隠ぺいの口実になっている。見直すべきだ。

 文科相 現在の運用状況や関係者の意見も踏まえ、有識者会議において情報公開のあり方を含め必要な見直しを進めていきたい。

 文科相が見直しを表明したのは初めてです。宮本氏は「この問題は人間の尊厳に直接かかわり、再発防止のための真剣さも問われている課題だ」と強調しました。

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