2013年4月8日(月)
中国・上海 鳥インフル感染10人
卸売市場と小売店閉鎖
【北京=小林拓也】中国・上海市政府は7日夕、59歳と67歳の男性2人がH7N9型鳥インフルエンザに感染したことを発表しました。7日までに上海の感染者は10人(うち4人死亡)。全国では安徽、江蘇、浙江の3省を含め計20人(うち6人死亡)となりました。
上海市政府は6日、生きた鳥を扱う3大卸売市場や461カ所の小売店などを一斉閉鎖しました。
浙江省衛生庁は、同省杭州市でH7N9型ウイルスに感染した患者が農産物市場で買ったウズラを食べた後に発症したと発表。5日、市場のウズラから同型のウイルスが検出され、杭州市は同市場の鳥を殺処分し、生きた鳥の取引を停止しました。江蘇省南京市も6日、主要な卸売市場を閉鎖するなどの措置を取りました。