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2013年4月2日(火)

戦没者妻への特別給付金

時効撤廃を要求

高橋氏

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 日本共産党の高橋ちづ子議員は3月29日の衆院厚労委員会で、戦没者の妻などへの慰藉(いしゃ)として国が払う特別給付金で多くの支給漏れが出ている問題を取り上げ、3年の時効を撤廃するよう求めました。

 高橋氏は、50万人ともされる戦没者妻のうちのべ9万7000人が支給漏れとなっており、時効を知らず受け取れなかった妻2人が国家賠償請求を起こしたものの昨年最高裁で棄却されたことに言及。平均年齢95歳で対象者が12万人へ減る一方、失効件数が改善されていないと述べ、国の取り組みを求めました。

 田村憲久厚労相は「時効撤廃は難しい」とする一方、あらかじめ記入事項を印字して個別に案内を送付するなどの手だてを講じてきたと答弁。高橋氏が、議員立法で時効撤廃法案が提案されたことがあると指摘すると、厚労相は「十分に国会の議論を見守りたい」と答えました。

 同日の委員会では、同制度の期限を延長する一部改正案と修正案がいずれも全会一致で可決されました。


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