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2013年3月27日(水)

トンネルじん肺

ゼネコンが責任認める

松山地裁 原告9人と和解成立

第3陣1次訴訟

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(写真)「和解成立」と大書した紙を掲げる山里末男原告団長と、喜ぶ支援者ら=25日、松山地裁前

 トンネルじん肺根絶第3陣1次訴訟の和解が25日、松山地裁(濱口浩裁判長)で成立しました。原告9人全員と被告50社とで成立した和解は、ゼネコンらが法的加害責任を認め、真摯(しんし)な謝意を込めて総額1億2200万円の和解金を原告に支払うというもの。

 清水建設は、中口秀美さんが働いていた2カ所のトンネル工事について和解を拒否。中口さんは今後、この現場での清水建設の責任を裁判で追及します。

 法廷を出た山里末男原告団長が支援者に「和解成立」と大書した紙を掲げると、大きな拍手が起きました。

 原告団、弁護団、建交労県本部は、松山市の県教育会館で記者会見し、報告集会を開催。中尾英二弁護士は「被告ゼネコン等は、和解前文で、法的加害責任を認めたうえで、真摯な謝意を込めて原告らに弔意とお見舞いを表明している。本日の和解成立を受けて、よりいっそうトンネルじん肺救済基金の成立に向けた取り組みを強めていく」との共同声明を読み上げ、和解内容を報告しました。

 山里団長は「清水建設でも働いたが『粉じん職場ではない』とは絶対に言えない。今後は、みなさんと一緒に体の続く限り応援する」とあいさつしました。


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