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2013年3月23日(土)

危険な原発廃炉に 官邸前行動

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(写真)首都圏反原発連合による首相官邸前抗議行動が22日行われ、参加者は「原発なくせ」「再稼働反対」と訴えました

 首都圏反原発連合(反原連)は22日、「即時原発ゼロ」を求める首相官邸前抗議行動を行いました。使用済み燃料プールの冷却が停電で長時間停止した福島第1原発。事故は収束せず、危険性が浮き彫りになるなか、原発再稼働・新増設をすすめる安倍晋三首相に対し、3500人の参加者(主催者発表)は「再稼働なんてとんでもない」「原発は今すぐなくせ」と訴えました。

 「人類の手に負えない毒物をつくりだすのが原発。なんとしても、とめましょう」「停電事故で東電への怒りで満ちています。東電は2年間なにをやっていたのか」―。首相官邸前や国会正門前のスピーチエリアでは、怒りの声が相次ぎました。

 東京都中野区の男性(39)は「2年も前に起きた事故への対策さえ穴だらけで、いまだに危険な状態が続いているのに、なんでこれから原発を再稼働させて安全なんていえるのか。廃炉しかないでしょう」といいます。

 東京都立川市の男性(59)は「どう見ても福島原発の事故は終わっていないのに、再稼働ありきの首相が心底情けない。本当は首相が先頭にたって全原発の廃炉を主導しなければならないのに」と話します。

 ほぼ毎週参加しているという東京都杉並区の男性(44)は「停電への対応を見ても事前の備えがされておらず、あ然としました。政府の再稼働方針には納得できません」と語りました。

 次回29日の行動は、反原連が首相官邸前で抗議行動を始めてから1周年となります。

笠井・小池・吉良3氏がスピーチ

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(写真)スピーチをする小池晃副委員長(左)、笠井亮衆院議員(右)、吉良よし子さん=22日、国会正門前

 22日におこなわれた首相官邸前抗議行動で、日本共産党の笠井亮衆院議員、小池晃副委員長、吉良よし子都雇用と就活対策室長がスピーチしました。

 笠井氏は、福島第1原発での停電事故について、東電が「事象」と言っていることを「反省がない」と批判。「政府がいまやるべきは収束宣言の撤回です」と語りました。

 小池氏は、東電のもつ原発が1年近く動いていないとのべ、「ただちに廃炉、の声をあげましょう」と呼びかけました。

 吉良氏は、「政府はいちばん大事な国民の命を守るという責任を果たすべきです」と訴えました。


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