2013年3月22日(金)
東電前 停電に「超緊急」抗議
反原連よびかけ
|
東京電力福島第1原発で電気系統が故障し、使用済み燃料プールの冷却などができなくなった事故に対する「超緊急!」抗議行動が21日、東京都千代田区にある東京電力本店前で行われました。首都圏反原発連合(反原連)がよびかけたもの。400人の参加者(主催者発表)は、「再稼働反対」「原発廃炉」「作業員守れ」とコールし、原発事故「収束」宣言の撤回を求めました。
参加者は、マイクを握って訴えました。
「事故から2年たっても仮設の電源だなんて、何をしているのか。原発なんてやめるべきだ」「多くの人びとが事故前も事故後も原発の危険性を指摘してきた。それなのに反省もなく、また事故を起こす気なのか」
反原連のミサオ・レッドウルフさんは「電源喪失で多くの人たちが不安に陥りました。原発事故はまだ収束していません。一刻も早く本当に収束させ、被害を補償させ、再稼働をやめさせなければなりません。東電は原発をいますぐ諦めろ」と訴えました。
東京都墨田区の男性(40)は、「事故の本当の原因はネズミなんかじゃなく、事故や不具合が起こるたびに後手の対策をして、それで安全だといいはる東電の体質にあります」と話しました。
22日は、金曜日恒例の首相官邸前抗議行動をはじめ全国で抗議行動がおこなわれます。