「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2013年3月21日(木)

支援求め声あげよう

福島の広域避難者ら集会

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

写真

 「動き出そう! 第2回3・20広域避難者集会」が20日、東京都内で開かれ、福島からの避難者、支援者など約40人が参加しました。主催は弁護士、市民などでつくる東京災害支援ネット(とすねっと)、避難家族を支援する市民グループ「きらきら星ネット」、福島原発被害首都圏弁護団。

 とすねっとの森川清代表・弁護士が、被災者・避難者支援について医療や住宅支援など政策の現状と課題を報告しました。昨年の集会で、区域外の避難者・住民に対する高速道路の無料措置打ち切り(3月末)にたいし継続を求める声が上がり、署名活動、集会、申し入れなどを続けてきた結果、政府が15日に一部の区域外避難者への無料措置再開を発表したことに言及。「声を上げることが大事だ」と強調しました。

 きらきら星ネットの信木美穂共同代表が、母親を支える育児支援の活動や若者の支援者の広がりなどを紹介。中川素充弁護士が原発賠償の現状を報告しました。

 避難者からは、「3月末で切れる都バスの無料券を延長してほしい」(70代女性)、「子どもの甲状腺の検査でいわき市へ行ったが、仕事を休み、高速道路は有料、ガソリン代と、避難生活では目に見えないお金がかかっている」(男性)、「乳児と2人で避難している。夫が仕事を得て東京に住民票を移したら子どもの被ばく検査や公費負担など医療支援はどうなるのか」など切実な発言が相次ぎました。(写真)

 この春小学生になる息子と避難している母親は「二重生活の負担に、もがき苦しんでいる。第2子がほしいが出産費用すらどうなるかわからず踏み切れない。年齢的にもリミットで人生の岐路に立たされている。国は私たちの気持ちをくんで政策を立ててほしい」と訴えました。集会で出された声は要望書としてまとめ、来月、政府に提出する予定です。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって