「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2013年3月19日(火)

LNGの調達不透明

塩川氏 “電気値上げ差し戻せ”

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

写真

(写真)質問する塩川鉄也議員=15日、衆院経済産業委

 日本共産党の塩川鉄也議員は15日の衆院経済産業委員会で、関西電力と九州電力の家庭向け電気料金の値上げ問題を取り上げ、「国民の立場からしっかりと監視、精査すべきだ」と強調しました。

 塩川氏は電気料金の3分の1を占める燃料費のうち、液化天然ガス(LNG)の調達価格がアメリカと比べ4〜5倍にもなっていると追及。輸入LNGの陸揚げ場所によって価格がバラバラで2倍以上も開きがあり、同じ陸揚げ場所でも半年ほどで1・25倍も価格が変動しているにもかかわらず、合理的説明もないと指摘しました。

 茂木敏充経産相は「総括原価方式と燃料費調整制度のもとで価格よりも量の確保を重視したことは否めない」と答弁。高原一郎資源エネルギー庁長官が「契約当事者間の交渉で価格は決められている」と追認する姿勢を示したため、塩川氏は「燃料コストのブラックボックスを開示すべきだ」と強調しました。

 さらに塩川氏は、関電の値上げ申請は高浜原発3号機を7月1日に、4号機を同22日に再稼働することを前提にしていると追及。原子力規制委員会が新安全基準に基づく審査を始めるのが7月なのだから、再稼働は不可能だとして、「こんな電気料金の値上げ申請を認めるのか」と迫りました。

 茂木経産相は「原発が稼働することで電力料金が高くなることはない」と弁明。塩川氏は「電気料金値上げを使って原発再稼働の圧力をかけるようなものだ。申請を差し戻すべきだ」と強調しました。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって