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2013年3月8日(金)

ホームレス状態 1日平均5万人

米NY市 うち2万人超が子ども

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 【ニューヨーク=山崎伸治】米東部で最大の都市ニューヨークで、1月に毎晩平均5万人がホームレス状態で、そのうち2万人以上が子どもという、いずれも過去最悪の数字となったことが分かりました。同市のホームレス支援団体が5日、公表した報告書で明らかにしました。

 それによると、同市で1月にホームレス状態だった人は1日平均5万135人で、そのうち子どもが2万1034人でした。これは同市の青少年人口の1%にあたります。

 全国的にはホームレスの数がわずかながら減る中、ニューヨークではホームレス人口はこの1年で19%、ホームレスの子どもは22%も増えています。ブルームバーグ市長が就任した2002年と比較して、それぞれ73%、61%も増えています。

 同市では1990年代からホームレスに対する公的住宅支援が行われていましたが、ブルームバーグ現市政が05年に廃止。報告書をまとめた「ホームレス支援連合」のブロズナハン会長はホームレスの急増を「市政そのものがもたらした悲劇だ」と批判しています。

 5日付の米経済紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)はニューヨークでのホームレスの急増について、「(08年の)金融危機と住宅ローン崩壊で、低・中所得者が家を失ったため」との経済学者の分析を紹介しています。


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