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2013年3月7日(木)

B787 安易な運航再開やめよ

航空連が国交省に申し入れ

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 民間航空輸送産業の労働組合でつくる航空労組連絡会(航空連)は6日、国土交通省に申し入れを行い、リチウムイオン電池の発煙・発火など重大トラブルが相次いだ旅客機ボーイング787型機について、安全運航を最優先する立場から、抜本的な再発防止策をとるまで、経済性優先の安易な運航再開をしないよう求めました。

 全日空機の発煙による高松空港(香川県)への緊急着陸について、現在、トラブルの原因究明が続いています。ボーイング社は現時点で同電池搭載を見直す考えがないとしていますが、航空連は、同電池使用の是非を含めた再検討をすべきだと強調しています。

 航空連は、同電池以外に、全日空機で配電盤が焼損した事例や日本航空機の燃料タンクにウエス(布切れ)やリベット(鋲=びょう)が発見された事例などを指摘。

 787型機に関わる安全上の問題を12項目にわたって提起し、短縮されたパイロット訓練、搭乗する客室乗務員の数、米国が航空機を承認すれば日本の審査を省略できる制度などの再検討を求めています。

 申し入れ後に国交省内で会見した津惠(つえ)正三事務局長は、「787型機は、安全性が向上したという触れ込みで、飛行間の整備点検も不要とされたが、実際には、『世話がやける機体』と呼ばれている」と指摘。「現場労働者が必死で支えている運航状況をみてほしい」と訴えました。


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