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2013年2月25日(月)

安倍首相に“非公開資産”!?

公開1億793万円だが

「東京・富ケ谷の私邸(498平方メートル)」は母名義

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 1億793万円―。先日、おこなわれた閣僚の資産公開によると、安倍晋三首相の資産は、庶民の感覚からすれば、これでもすごい額ですが、「公開」されていない“資産”もあることがわかりました。(藤沢忠明)


写真

(写真)母親名義となっているため、資産公開では報告されなかった安倍首相の豪邸=東京都渋谷区富ケ谷

 首相の動静欄をみると「東京・富ケ谷の私邸」という言葉が出てきます。ところが、15日付で公開された資産には、地元・山口県下関市や長門市の宅地や住宅、山梨県鳴沢村に持つ別荘など12物件の不動産(表参照)が記載されているものの、この東京都渋谷区富ケ谷の高級住宅地にある私邸は含まれていません。

 登記簿などによると、1140・69平方メートルにおよぶ広大な土地の所有権は、1991年5月に亡くなった父親の安倍晋太郎元外相から同年11月、母親(岸信介元首相の長女)が4分の3、兄が4分の1を相続しています。岸元首相譲りの邸宅は、99年4月に地下1階、地上3階の「富ケ谷ハイム」(総床面積1937・7平方メートル)という大豪邸に建て替えられました。

 安倍首相夫妻は、同ハイムの「201」(2、3階部分で計498・32平方メートル)に住んでいますが、所有者は母親のため、資産公開では、国民の目に触れないことになっているわけです。首相は、資産公開にあたって、「特に説明を加えることはない」とコメントしています。

 閣僚の資産公開では、不動産は固定資産税の課税標準額で示され、株式は銘柄と保有株数だけ、預貯金のうち、普通預金が含まれていないなど、資産の実勢を反映しているものとはいえません。表にある貸付金2800万円も、10口もあるゴルフ会員権の価格なども「1億793万円」のなかには入っていません。

■安倍首相の資産

 【土地】

 宅 地 山口県下関市 2736平方メートル 1497万円

 宅 地 山口県長門市 2771平方メートル  470万円

  畑  山口県長門市 371平方メートル  1万円

 山 林 山口県長門市 6158平方メートル  11万円

 雑種地 山口県下関市 455平方メートル  142万円

 雑種地 山口県長門市 2053平方メートル  340万円

 宅 地 山口県長門市(貸地)2729平方メートル  497万円

  畑  山口県長門市(貸地)836平方メートル  3万円

 雑種地 山口県長門市(貸地)412平方メートル  86万円

 【建物】

 住 宅 山口県下関市 844平方メートル 4246万円

 住 宅 山口県長門市 241平方メートル  562万円

 住 宅 山梨県鳴沢村 124平方メートル  313万円

 【預貯金・有価証券】

 定期預金2475万円、株式=森永製菓など計5件5万8060株(うち妻20株)、公社債150万円

 【貸付金】2800万円(うち妻800万円)

 【借入金】なし

 【ゴルフ会員権】東富士カントリークラブなど計10件10口(うち妻1件1口)

 【乗用車】2台(うち妻1台)


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