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2013年2月22日(金)

きょうの潮流

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 降り積もった雪を測るために、気象庁は超音波やレーザー光線を使っています。それを雪面に反射させて戻るまでの時間から深さを測るのです▼青森市の酸ケ湯で515センチの積雪を記録しました。いまの観測地点の最高です。八甲田山系にある温泉地は、建物全体が雪で覆われ、車は埋まっています。5メートル超えとなれば、信号機にも達する量です▼つよい寒気による記録的な大雪。北海道では暴風雪によって列車が立ち往生し、数百人が車内で一夜を明かしました。閉じこめられ、終わりのみえない雪かきに体力をうばわれる日々。雪国の冬はつらい▼それに追い打ちをかけているのが、灯油やガソリンの値上げです。全国平均のレギュラーガソリン価格は、1リットルあたり155・2円。灯油は101・4円。きびしい寒さで暖房用の需要が増えるなか、毎週連続の上昇です。仮設住宅で冬をこす人も多い被災地も悲鳴をあげています▼なぜ、こんなことになるのか。そこには安倍政権がおし進める円安政策が大きく関係しています。ほとんどのエネルギーを輸入に頼る日本。それが高騰すれば、原油だけでなく、電力やガス料金の引き上げにもつながります。さらに、小麦をはじめとする食料も影響されるでしょう▼賃金は減らされる一方で、生活に欠かせないものの値段は軒並み上がっていく。こんな状態を放ったままで、アベノミクスもないものです。実際の国民生活に目を向け、困難や苦しみを改善しなければ、何のための政治かわかりません。


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