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2013年2月5日(火)

規制庁漏えい 名雪元審議官と日本原電

公開質問後に個別面談

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 原子力規制庁の名雪哲夫元審議官(54)が日本原子力発電に、敦賀原発(福井県敦賀市)の活断層評価書案を漏えいしていた問題で、同社は4日、原子力規制委員会の判断を不服として公開質問状を提出した昨年12月11日、名雪氏と個別面談していたことを明らかにしました。

 日本原電は4日、活断層の可能性が高いと判断された昨年12月10日以降、名雪氏と個別面談した回数もこれまで5回としていましたが、7回だったと訂正しました。

 日本原電は12月11日、公開質問状を規制庁の名雪氏に提出。対決姿勢をあらわにしていました。ところがその直後、同社の増田博副社長と市村泰規常務が規制庁内で名雪氏を訪問。名雪氏は単独で面会に応じたといいます。

 公開の場で質問状を提出しながら、面談したことについて、日本原電は「意見を言いたいということを再確認した」などと説明しました。

 市村常務は3日後の12月14日にも名雪氏と個別に面会。公開質問状の今後の取り扱いやスケジュールなどを打ち合わせたといいます。結局、1月22日に評価書案の提供を受けるまで、名雪氏との個別面会は計7回に及びました。

 一方、敦賀原発2号機直下の亀裂(破砕帯)が活断層の可能性が高いと判断される12月10日以前、名雪氏と日本原電側との個別面談は12月3日に「規制委による現地調査の御礼のため」(広報室)訪問した1回のみでした。

 規制委による活断層評価後に名雪氏への訪問が急増したことに関して、同社は「今後のスケジュール、進め方などが大変重要な課題であるため」としています。


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