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2013年2月2日(土)

「世界最強の軍隊維持」

米上院軍事委 次期国防長官が証言

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 【ワシントン=山崎伸治】オバマ米大統領が次期国防長官に指名したヘーゲル元上院議員の指名承認のための公聴会が1月31日、上院軍事委員会で開かれました。ヘーゲル氏は証言で、自身の信条として「米国は世界最強の軍隊を維持せねばならない」「世界から引きこもるのではなく、関与せねばならない」などと述べました。

 また「必要な場合、単独で行動することもためらわないが、同盟国と緊密に協力することも不可欠だ」と表明。国防総省が現在進めるアジア太平洋地域の兵力再重点化について、「日本や韓国、オーストラリアという従来の同盟国との関係を深める」「北朝鮮のような国や非国家勢力による挑発を抑止する」と述べました。

 このほか(1)アフガニスタンにおける2014年以降の米軍の役割の具体化(2)テロ組織の監視継続(3)イランの核開発阻止(4)核兵力の近代化―を今後の米軍の課題として挙げました。

 ヘーゲル氏は共和党の上院議員ながら07年のイラク米軍増派に反対を表明。09年に引退後、世界各国の元政治家や軍高官などでつくる核兵器廃絶を掲げる運動体「グローバル・ゼロ」にも参加していました。

 この日の証言はそうした立場よりも、従来の米軍・国防総省の方針を色濃く反映したものとなりました。それでも委員会の共和党議員からは、イラク増派反対などをめぐって激しい質問攻めにあうなど、ヘーゲル氏に対する反発が根強くあります。


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