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2013年1月20日(日)

核兵器廃絶 保有国に迫る

南大西洋を非核地帯へ 賛同の24カ国

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 南大西洋を非核地帯にする「南大西洋平和協力地帯」(ZOPACAS)構想に賛同する24カ国は15、16の両日、南米ウルグアイの首都モンテビデオで閣僚級会合を開きました。会議は、核保有国に核廃絶達成への「明確な約束の実行」を改めて迫り、2010年の核不拡散条約(NPT)再検討会議の行動計画を重視するとした宣言を採択しました。

 ZOPACASの構想は1986年の国連総会決議で打ち出されたもの。ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイの南米3カ国と、南アフリカ共和国、アンゴラなどアフリカ21カ国が参加。南大西洋地域の平和維持と南南協力の促進を目的に会議を重ねています。今回は7回目の会議で、各国の外相に加えて国防相が初めて出席しました。

 宣言は「核兵器の存在は人類の重大な脅威であり続けている」「南大西洋地域を核兵器のない地域とする約束を再確認する」と強調。特に、10年のNPT再検討会議が全会一致で採択した最終文書の行動計画の重要性に触れました。同行動計画は「すべての締約国は核兵器のない世界を達成するという目標に完全に合致する政策を追求する」と明記しています。

 また外交や仲介が「紛争の激化を避け、解決する重要な役割を担う」と指摘。アルゼンチンと英国が領有権を争うフォークランド諸島(スペイン語名マルビナス諸島)の紛争については、両国に対し、平和的解決に向けて交渉を再開するよう呼び掛けました。

 主催国ウルグアイのアルマグロ外相は15日、「北大西洋にある軍事メカニズム(北大西洋条約機構=NATO)に対して、ZOPACASは相互に協力する場だ。それは南大西洋地域を軍事緊張から守ることに貢献している」と指摘しました。

 ブラジルのパトリオタ外相は「世界の力関係が多様化し、途上国の果たす役割がますます認められてきている」と述べ、南米諸国とアフリカ諸国が安全保障や経済など多面的な協力を発展させるよう訴えました。

 ZOPACASは、アフリカ諸国と関係が強いブラジルが提唱。同国のアモリン国防相が2011年8月の就任にあたって「南大西洋を大量破壊兵器、とりわけ核兵器のない平和地帯にしたい」と改めて語るなど、同国はこの方針を一貫して推進しています。(島田峰隆)


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