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2013年1月18日(金)

きょうの潮流

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 吉永小百合さんと橋幸夫さんのデュエット「そこは青い空だった」とともに、全日空が初めて採用したジェット旅客機がボーイング727でした。そして「ジャンボ」の愛称で知られた747へ。日本人の空への夢をかきたててきた飛行機です▼ボーイング社は機種別に3桁の番号をつけてきました。2、3百番台はプロペラ輸送機、4百はジェット爆撃機に使い、5百と6百はミサイルなど、7百をジェット輸送機というように(『ボーイング787はいかにつくられたか』)▼1881年に米国で生まれたウィリアム・エドワード・ボーイングが友人とつくった同社。米軍と手を携えて発展し、日本ともかかわりは深い。広島・長崎に原爆を落とし、各地に爆弾をふりそそいだB29は「悪魔の使者」と恐れられました▼しかし、いまや日本の中型以上のジェット旅客機の約9割がボ社製です。そこが「ドリームライナー」と銘打ち、鳴り物入りで導入した787のトラブルが相次いでいます。燃費が良く航続距離も延びる、快適な機内、最新の技術…。いいことずくめで宣伝されていたのに▼機体から煙がでて緊急着陸した16日の事故をはじめ、故障は多岐にわたります。もともと開発・製造段階で問題が多く、就航予定は大幅に遅れていました▼ついに世界中で運航停止となる最新鋭機。しかし、乗客の安全にまさるコスト削減や利便性などあってはなりません。520人もの命を奪ったあの最悪の日本航空墜落機もボーイング747でした。


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