「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2013年1月15日(火)

組合激励 賃上げ実現を

私鉄「連帯する会」 春闘討論集会開く

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

写真

(写真)あいさつする小林代表世話人=14日、京都市

 鉄道やバスの労働者でつくる私鉄「連帯する会」は14日、京都市内で春闘全国討論集会を開き、賃上げの実現などについて議論しました。

 あいさつした小林敏夫全国代表世話人は、「昨年12月の総選挙の結果は、自民党への期待が広がったものではない。改憲や消費税増税、TPP(環太平洋連携協定)、原発再稼働に対する反対など、国民の要求はいっそう大きくなっている」と強調し、一致点での共同の強化を呼びかけました。

 小林氏は春闘については、「賃下げと消費低下の悪循環で『デフレ』が起こっているのに、日本経団連はベースアップ(賃上げ)の余地なしとしている。統一ベア要求を掲げ、大企業の内部留保を還元させることが重要だ」と強調。「私鉄総連はベア2500円を目標としている。さらに組合を激励していこう。参院選・都議選でも奮闘しよう」と訴えました。

 「連帯する会」の春闘見解では、私鉄大手16社の内部留保は2012年3月期で2兆337億円(前年比5・3%増)であり、その0・51%を使うだけで1万円の賃上げが可能だと強調しています。

 また私鉄総連に対し、運動方針で安全について言及していないと指摘して、経営者のもうけ第一の姿勢を改めさせるべきだとしています。非正規雇用労働者の待遇改善方針には賛成し、時給1000円以上や「正社員が当たり前」の確立を訴えています。

 討論では、「信号間違えなど人為的ミスが続いている。個人の責任にさせず、会社に安全対策を求めていきたい」(京成)、「春闘アンケートでは、若者から『残業なしで生活できる賃金に上げてほしい』など切実な声が寄せられた。組合を訪問し声を届けた」(阪急)、「会社は将来不安をあおるが、純利益300億円、内部留保3500億円だ。職場集会で発言して春闘を盛り上げようとしている」(東京メトロ)など、活発な発言がありました。


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって