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2013年1月12日(土)

障害者の声 反映した法律こそ

全関西集会 京都に1200人

「骨格提言」の完全実現訴え

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(写真)「政治家は私たちの声を聞け」と唱和する参加者=10日、京都市

 安倍新政権のもと、新たな法律「障害者総合福祉法」の実現と障害者差別禁止法の制定を求める全関西集会が10日、京都市南区の京都テルサで開かれました。1200人が参加し、第2会場にまであふれる熱気につつまれました。主催は同実行委員会。

 寒風のなか、京都駅前までデモ行進し、車いすの障害者らが「政治家は私たちの声を聞け」「障害者差別禁止法を制定するぞ」と力いっぱい唱和しました。

 実行委員長の嵐谷安雄さんがあいさつ。

 内閣府の障がい者制度改革担当室室長をつとめる東俊裕弁護士が講演し、「障害者の問題は、政権によって左右されてはいけない。新しい政権のなかで総合福祉法と差別禁止条約の課題を前進させてほしい」と話しました。

 参加者一同による集会決議では、4月から施行される「障害者総合支援法」が、障害者自立支援法違憲訴訟の和解後に障害者も参加して決められた「骨格提言」の内容を一部しか盛り込んでいないと批判。「骨格提言」の完全実現を求めました。

 障害者や家族らが発言し、難病患者への差別と就職の難しさ、成年被後見人の選挙権回復、差別禁止を求める京都府の条例づくりなどについて訴えました。

 障害者自立支援法違憲訴訟元原告で京都の井上吉郎さんは、「受益者負担などが残る障害者総合支援法では不十分です。骨格提言に沿った障害者総合福祉法がどうしても必要です」と強調しました。


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