「しんぶん赤旗」
日本共産党
メール

申し込み記者募集・見学会主張とコラム電話相談キーワードPRグッズ
日本共産党しんぶん赤旗前頁に戻る

2013年1月3日(木)

米、「財政の崖」を回避

法案可決 中・低所得層の減税継続

このエントリーをはてなブックマークに追加 Yahoo!ブックマークに登録 mixiチェック

 米下院は1日深夜(日本時間2日午前)、減税措置の終了と歳出の自動削減が発動する「財政の崖」を回避するための法案を賛成257、反対167で可決しました。オバマ大統領の署名で成立します。ブッシュ前政権以来の減税について、中・低所得層で継続する一方、年収45万ドル(約3900万円)以上の世帯では打ち切るとしています。

 回避案をめぐっては、大統領・議会選挙終了後の昨年11月中旬以来、オバマ大統領と議会指導部が協議。期限となる12月31日に向けてぎりぎりの交渉が行われた結果、1日未明、ようやく上院で法案可決にこぎつけ、すぐさま下院に送られました。

 焦点だった減税措置の継続については、大統領側が富裕層への継続に反対、共和党が継続を主張していましたが、妥協が成立しました。

 長期失業者への臨時救済措置については1年間延長されます。

 国民生活にも直結する歳出の自動削減については、実施が2カ月先送りとなりました。今後、大統領と議会との間で、歳出削減策について協議されます。(山崎伸治)


見本紙 購読 ページの上にもどる
日本共産党 (c)日本共産党中央委員会 ご利用にあたって