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2013年1月1日(火)

きょうの潮流

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 太平洋から昇る朝日に、波頭がきらめく岩手・大槌(おおつち)湾。外海から深く切り込んだ入り江の沖に、小さな蓬莱(ほうらい)島が浮かびあがります。寒風に流されたカモメが、その島の灯台をかすめるように飛んでいきます▼東日本大震災で、海辺の街が消えてしまうほどの被害をうけた大槌町。いまも津波のつめ痕やがれきの山が残り、荒涼とした地がつづきます。テレビ人形劇「ひょっこりひょうたん島」のモデルとされる蓬莱島も、丘の一部が崩れ、灯台も折れて流されました▼その灯台が先月、復興のシンボルにと再建されました。町民がデザインし、太陽と砂時計をモチーフに。太陽に町の明るい未来を、砂時計には復興への期待をこめました。湾を見下ろす城山には阪神・淡路大震災の「希望の灯(あか)り」から分かれた火がともります▼暗闇を照らす二つの希望の明かり。もう一つ、住民たちの灯火があります。日本共産党の大槌支部です。5人の仲間や多くの「赤旗」読者を震災で亡くし、みずからも被災しながら救援活動に奔走。そのなかで新しい仲間を増やして、総選挙でも前進しました▼壁のない、明るく元気な新入党員の活動が支部を活気づけている。支部長の弁です。大晦日(みそか)まで支援活動で大忙し。今夏の参院選にむけて「もっとがんばろう」と意気高い▼国民の苦難あるところに日本共産党あり。自公・安倍政権の古く危うい政治は人間らしい生活、明るい未来をもとめる人びとと、いたるところで対立するはずです。たたかいの年の幕開けです。


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