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2012年12月23日(日)

復興めざし農産物直売所

福島・相馬

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(写真)産地直送の農産物を買う人たちでにぎわう「野馬土」の直売所=22日、福島県相馬市

 東日本大震災と東電福島第1原発で大きな被害を受けている福島県で、復興の拠点となる農産物直売所と交流施設が22日、オープンしました。同県浜通り地域の北部に位置する相馬市の国道6号沿いにできた名は「野馬土(のまど)」です。

 野馬追いで有名な地域の「土」を生かし、「福島の農と地域の復興」を目指す思いが込められています。

 直売所には、地元産とともに関東・関西からも野菜が。津波被害から復興をめざす岩手県田老町漁協のワカメやアジの開き、冷凍サンマなども「漁民と心はひとつ」と陳列されました。

 「野馬土」は、福島県浜通り農民連、浜通り農産物供給センターが中心になり、NPO法人(特定非営利活動法人)として準備してきました。フランスの支援団体「フランス財団」も建設資金を援助。橋渡し役をしてきたフランス在住の雨宮裕子さんもかけつけ、「フランスの人も喜んでいます。自信、勇気をもってすすんでください」とあいさつしました。

 直売所入り口には放射能検査室が。県の助成もあって無料で検査しています。店長で福島県農民連会長の亀田俊英さんは「豊かな水、農地がけがされたが、全国の協力もある。安心して食べてもらいたい」といいます。来店者は「検査体制がすすんでいる。地元のものは新鮮で味が違う」と買い求めていました。


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