2012年12月20日(木)
誰もが安心の社会に 全国老地連
厚労省前座り込み最終日
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冷たい風が吹きすさぶ中、全国老後保障地域団体連絡会と東京都老後保障推進協会が17日から続けている厚生労働省前の座り込み。参加者は最終日の19日、高齢者の要求実現を求める宣言を採択しました。
17日から厚労省前で2泊した男性(83)は「高齢者いじめの悪政は高齢者だけの問題じゃない。いずれ高齢者になる若者たちのためにも社会保障の充実を求めている」と強調しました。
18日には、50歳代の女性が、低年金の母親に生活保護を利用させたいと涙ながらに相談を寄せる場面も。相談を受けた福井典子さん(75)は「多くの人が困窮している。誰もが安心して暮らせる社会にしなければならない」と話しました。
生存権裁判を支援する全国連絡会の前田美津恵事務局長はマイクを握り、「生活保護利用者が増加していますが、その多くは高齢者。低すぎる年金が原因です。生活保護バッシングで利用をためらい孤立死が相次いでいる。政府の責任です」と訴えました。
日本共産党の小池晃参院比例予定候補(政策委員長)と田村智子参院議員が激励に駆けつけ、連帯のあいさつをしました。