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2012年12月19日(水)

ベネズエラ地方選

チャベス政権与党勝利

国営通信 「改革推進に支持」

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 南米ベネズエラで16日、州知事・議会選挙が実施され、チャベス政権与党・ベネズエラ統一社会主義党(PSUV)が23州中20州の知事選で勝利しました。改選前、野党系知事だった8州のうち5州でPSUVが勝利しており、国営通信AVNはベネズエラ国民が政府の進める改革路線への「革命的な確信を再度確認した」と報じました。(菅原啓)


 反チャベス勢力の拠点ともいわれ、野党勢力が10年以上にわたり政権を握ってきた西部のスリア州では、現職のパブロ・ペレス知事が落選。英BBCは、今回の選挙結果の中で「最大のサプライズ(予想外の驚き)の一つ」と報じています。

 10月に実施された大統領選では、チャベス氏が再選されたものの、地方選をめぐって有権者の間からは、知事や市長など地方幹部の汚職や能力不足を指摘する声が上がっていました。現地からの報道によると、スリア州で当選したフランシスコ・アリアス元知事(在任、1995〜2000年)は、与党側のさまざまな誤りを率直に認め、改めて支持を広げました。

 今回の選挙中、チャベス氏は4回目のがん手術を受け、キューバで療養。与党幹部はチャベス氏の病状を心配する支持者たちに、“このさびしさを力に変えて勝利しよう”と訴え、「同情票」を掘り起こしました。敗北した野党候補の中からは、「大統領の健康問題の政治的利用だ」と非難する声も上がっています。

 野党側は、首都カラカス大都市圏東部を含む重要州ミランダ州や産業拠点ララ州、アマソナス州で政権を維持。ミランダ州では、大統領選で敗れたカプリレス前知事が、与党側の大物候補、ハウア前副大統領をわずかな差で抑え、2回目の当選を果たしました。

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