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2012年12月15日(土)

古い政治を変革するときが来た

グーグル「政治家と話そう」

志位委員長出演、ユーザーと対話

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(写真)「政治家と話そう」に出演し、質問に答える志位和夫委員長=14日、都内

 日本共産党の志位和夫委員長は14日、生放送されたインターネット大手Google(グーグル)の「政治家と話そう」に出演し、オンラインで一般市民からの様々な質問や疑問にていねいに答えながら、日本共産党の改革案を熱く語りました。

雇用安定で内需活発

 志位氏は、「経済成長を促すアイデアは」「若い世代も安心して暮らせる社会保障制度」など5つの質問にそれぞれ15秒で回答。このなかで「政治家として掲げる日本のビジョン」について、「“アメリカいいなり”“財界中心”という2つのゆがみをただし、“国民が主人公”の新しい日本、憲法9条が生きる平和日本を築きたい」とのべました。

 製造業で働く豊田さん(25)は、「生産が中国に移管して雇用が減っている」と質問。志位氏は、「最低賃金を引き上げ、非正規の方を社員にすることによって賃金を上げ、雇用を安定させ、内需を活発にすることによって空洞化を食い止め、日本の産業の未来も開けてくる」と語りました。

 「働いた分が生活保護支給額から引かれ自立への準備ができない」と訴えたのは、母子家庭で育ち、母親が病気で倒れて生活保護を受け、バイトで学費を稼いでいる喜屋武さん(21)。志位氏が、「支給額を下げたり門戸を閉ざすべきではありません。働いた分が引かれる制度は改めていかなくてはいけません」とのべると、喜屋武さんは「そういう風にやっていただきたい」と応じました。

 主婦の荻田さん(45)は「原発がなくなると電気代も上がるのでは」と質問。志位氏は、原発のコストには除染や賠償、使用済み核燃料処理などが入っていないとのべ、「究極の高コストが原発です。自然エネルギーに思い切ってシフトしたほうが経済も立ち行くようになります」と強調しました。

9条外交で発言力

 憲法を研究している大学院生の中村さん(23)は「日本は他国に比べて発言力も弱い」とのべました。

 志位氏は「アメリカいいなりの政治を続けてきたことが日本の外交的地位を下げてしまった。これを改めていく必要があります」と強調。東南アジアでは紛争が起こっても外交的平和的に解決する枠組みがあることを紹介し、「これを北東アジアにも広げていこうというのが私たちの提案です。憲法9条の理念を生かした外交こそ日本の発言力を高めることになる」とのべると、中村さんは何度も「なるほど」と応じていました。

 大学生の小畠さん(21)は「政治家は国民に何を求めるのか」と質問。志位氏は、「原発なくせ」と毎週行われている首相官邸前行動をあげて、「間違ったことがある、不合理だなと思うことには声をあげていただきたい」とのべました。

 最後にメッセージとして志位氏は、「日本の政治は、1952年に形の上では独立して以降続いてきた古い政治が成り立たなくなる歴史的な時期に来ていると思います」とのべ、「いよいよ変革のときがやってきた。“アメリカいいなり”“財界中心”という枠組みそのものを大本から変えて、“国民が主人公”の新しい日本に踏み出したい」と力をこめました。


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