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2012年12月11日(火)

きょうの潮流

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 水車(すいしゃ)の歴史は古い。紀元前に発明されていたといわれ、日本での存在を示す文献は平安や鎌倉時代までさかのぼります。江戸時代になると動力として使われ、精米や製粉、油をしぼるためにも活用されました▼わずかな水力で大きな力を得られる水車。昔の人は重宝したのでしょう。産業革命や科学技術の発達によって姿を消していきましたが、いままた各地で注目されています▼福島、山形、新潟の3県にわたる飯豊連峰を背にする飯豊(いいで)町。その松原地区では、豪雪の山々から一年中流れ出る豊富な水を、発電に利用しようと、集落ぐるみでとりくんでいます▼まずは、小さな水車で発電。看板に電飾をともし、本格的な小水力発電へと構想をひろげます。勉強会や先進地の視察、住民意識のアンケート調査も。エネルギーを自給自足することによって、農業や仕事おこしにつなげたい。夢はふくらみます(『季刊地域』)▼週末、7日の地震の話が自然と対話になりました。3・11に揺れ方が似ていた、怖くて足がすくんだ…。すぐに原発を心配した人も多い。「こんな状況で再稼働したら大変」「原発事故をくり返したら、日本はもうおしまい」▼社会を動かすエネルギーをどこに求めていくか。その国の形を決める大きな問題です。選挙では、いろんな政党が再稼働を認めていながら、「原発ゼロ」を口にします。危険な原発は止めたまま廃炉に、人類の知恵と創意を生かした自然エネルギー社会にふみだそう―日本共産党の提案が際立ちます。


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