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2012年12月6日(木)

主張

「原発ゼロ」

再稼働に反対貫くかどうか

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 東日本大震災と東京電力福島原発事故後初の総選挙では、震災復興とともに原発問題に対する各党の態度が大きな焦点です。

 日本共産党は、「即時原発ゼロ」を主張し、国内で唯一運転している関西電力大飯原発の運転中止やそれ以外の停止中の原発の再稼働反対を求めています。いまだに深刻な福島原発事故を反省せず、原発依存を続ける党は論外ですが、「脱原発」や「反原発」を掲げる政党でも、その目標は何年も先でそれまでは再稼働を認めるというのでは、国民が求める原発からの撤退に応えることはできません。

「即時ゼロ」は実現可能

 現在日本国内では、50基の原発のうち運転中は大飯原発3、4号機の2基だけで、残りの原発は停止したままです。大飯原発も再稼働したのは夏場の電力対策が理由でしたが、節約などで再稼働しなくても電力が足りていたことは関西電力も認めています。大飯原発の運転を中止し、停止中の原発を再稼働させなくても、電力の供給には問題は起きません。再稼働させず廃炉にするのが現実的です。

 原発が停止しているため一時的には天然ガスなど火力発電所への依存が必要になっていますが、火力発電所の運転を効率化するとともに、節電と、風力、太陽光・熱など自然エネルギーの利用を拡大していけば、「原発ゼロ」でも十分やっていけます。自然エネルギーの利用が拡大すれば費用も下がるので経済的にも問題ありません。

 野田佳彦政権と民主党は「2030年代までに原発稼働ゼロ」を掲げていますが、地震を起こす活断層の疑惑が明らかになっても大飯原発の運転は中止せず、青森県の大間原発などの新増設工事も再開、大飯以外の原発の再稼働も認める方針です。これでは「30年代」どころか40年代も50年代も原発が残ることになり、「原発ゼロ」はまったく絵に描いた餅です。

 その野田首相に「続原発」だと非難される自民党は、再稼働については3年間、電源の「ベストミックス」については10年間で結論をだすというだけです。日本維新の会も「脱原発依存」といいながら、30年までに原発が「フェードアウト」(消失)するという目標は「公約ではない」としています。原発依存を続ける立場です。

 問題は、「脱原発」や「反原発」を掲げる党です。「脱原発」といいながら、「2020年代までに」とか「25年までに」と期限を置くのは、結局それまでは原発依存を続けるということです。期限までは大飯原発は運転を続け、現在停止中の原発も再稼働させることになりかねません。再稼働反対を明確にしないかぎり、「原発ゼロ」の立場とはいえません。

再稼働すれば危険増す

 原発は運転していなくても危険ですが、運転中の原発が地震や津波に見舞われればそれこそ取り返しがつかない深刻な被害をもたらすことになります。それでなくても原発は運転を始めたとたん、危険な「核のゴミ」(使用済み核燃料)がたまり続けます。原発内での貯蔵はほぼ満杯で、最終処分の見通しは立っていません。

 「原発ゼロ」をめざすなら原発の再稼働は論外です。大飯原発の運転は直ちに中止、停止中の原発の再稼働はせず廃炉に向かうという日本共産党の立場が、唯一国民の願いに応えるものです。


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