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2012年11月30日(金)

きょうの潮流

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 明日から12月。いまから54年前の1958年12月1日は、初めて一万円札が発行された日です▼聖徳太子の絵をあしらい、透かしに法隆寺の夢殿を描いていました。年末ボーナスの出る前でした。しかし、庶民には高額の一万円札が入るボーナス袋をもらう労働者はまだ少なかった、といいます▼東京タワーの完成も、同じ12月の末です。ちなみに当時、米10キロが850円、新聞代1カ月330円、散髪代は140円ほど。一万円札の図は、1984年に福沢諭吉に変わり、いまに続いています▼さて、東京タワーより1・9倍高い東京スカイツリーが今年できたけれど、庶民のふところに入る一万円札は減る一方です。勤労者世帯の年収は、最高時から平均100万円も減っているほどです。そのうえ、消費税を大増税するたくらみですから、たまりません。消費税が倍の10%に上がれば、年収500万円のサラリーマン世帯なら年間11・5万円も、負担がふえます▼国民の所得が減り続け、経済成長が止まる、先進国ではほかに例をみない国、日本。「13兆5千億円もの所得を国民から奪う消費税大増税を強行すれば、…日本経済の底がぬけてしまいます」。国の行く末を憂える、「日本共産党の改革ビジョン」の警告です▼「ボーナスは赤字の埋めとのたまへり」(後藤紅郎)。衆院選の投票日までには、多くの会社で年末ボーナスが出ているでしょうか。賞与の明細書から、暮らしと国の行く手に思いをめぐらす機会の、2012年12月です。


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